ソフトバンクグループ(SBG)は20日、上限を1兆5000億円とする社債の発行登録枠を設定した。同日付で関東財務局に発行登録書を提出した。発行を予定する期間は2025年10月28日から27年10月27日までの2年間とした。調達資金は社債償還や借入金の返済、投融資や運転資金に充てる。
発行予定の金額などを示した発行登録書をあらかじめ提出しておくと、機動的に社債を発行できる。現時点で具体的な起債の予定はないとしている。24年7月や23年1月にも同じく1兆5000億円の社債の発行枠を登録していた。
SBGは最低2年分の社債の償還資金を確保する方針を掲げている。6月末時点で、3.7兆円と豊富な手元流動性を持つ。大型投資と財務余力の確保に配慮する。
8月には2000億円のハイブリッド社債(劣後特約付き社債)を起債した。同社の国内の機関投資家向けとして過去最大だった。5月には国内で個人投資家と機関投資家向けに普通社債(計6200億円)、7月には外貨建て普通社債(計約6000億円)を発行している。
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