タイガーが受注生産する土鍋炊飯器「マテリアルカラーシリーズ」

タイガー魔法瓶は21日、炊飯器「土鍋ご泡火(ほうび)炊き」の最上位モデルを公式オンラインストアで販売すると発表した。価格は17万〜20万円と、国内メーカーの家庭用炊飯器で最高価格だという。土鍋の大きさや部品を組み立てる精度を高め、理想的な炊き上がりを追求した。120台限定で11月4日から受注する。

炊飯器の「うち鍋」を機械で成形する工程に加え、防衛分野で使用する加工機でも削り、誤差を従来の1ミリメートルから0.09ミリメートルまで減らすほか、蓋の開閉なども1つずつ調整する。その結果、炊飯時に水加減を一定にできるなど開発実験時の環境に近い精度を実現するという。

専用の塗料で高級感のある「マテリアルカラーシリーズ」は5.5合炊きで20万円、3.5合炊きで19万5000円。赤や黄色を中心とした「ブライトカラーシリーズ」は5.5合炊きで17万5000円、3.5合炊きで17万円。

ソリューショングループ炊飯器商品企画担当の辻本篤史氏は「タイガーの土鍋炊飯器へのこだわりと日本のモノづくりの技術の高さを感じてほしい」と話す。

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