
明治ホールディングス(HD)の食品子会社である明治は食品スーパーでヨーグルトの紙容器を回収しリサイクルする実証実験を始めた。TOPPANホールディングス子会社のTOPPANや、関西でスーパーを手掛ける万代と協力する。紙製の容器包装のリサイクル拡大を目指す。
「明治ブルガリアヨーグルト」400グラム入りの洗浄済み容器を、万代の店舗で回収する。実施するのは天王寺店(大阪市)など、兵庫県・大阪府・奈良県にある9店舗。明治は回収した容器を販促物や応募はがきなどに再製品化する。TOPPANは実証の運営や、回収用資材の企画・製造を担う。実証は11月末まで。
ヨーグルトに使われる紙容器は防水加工がされているほか内容物が付着しやすく、自治体などで古紙として回収ができない場合も多い。明治は5月、本社や関西支社などでTOPPANとともに容器回収の実証をはじめていた。今回、万代との協力で規模を広げた。流通業界や製紙会社、自治体などの協力を得ながら実証範囲の拡大を目指す。

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