
アマゾンジャパンは21日、書籍の音声朗読サービス「Audible(オーディブル)」で日本国内向けコンテンツを増やすと発表した。日本でのサービス開始から10周年を迎えたことを機に学習関連やお笑いなど書籍以外のコンテンツも増やし、新規に制作する作品数を2025年は前年比で4割引き上げる。
実用書や小説、学習コンテンツ、お笑いなど幅広いコンテンツを中心に拡充する。オーディブルの逢阪志麻カントリーマネージャーは「日本のユーザーは諸外国と比べ、外出時の視聴が低い傾向にある」とした。
今後、本の出版に先んじてオーディオブックを公開する「オーディオファースト」作品の強化やポッドキャストの提供、人気作家の作品充実などに力を入れる。11月には人気作家の湊かなえ氏がオーディブル向けに書き下ろした新作小説「暁星」を配信する。
15年のサービス開始以来、10年間で最も聴かれた作品ランキングも合わせて発表した。1位は宮島未奈氏の小説「成瀬は天下を取りにいく」となり、「人は話し方が9割」(永松茂久著)、「同志少女よ、敵を撃て」(逢坂冬馬著)と続いた。ヒット映画「国宝」の原作小説も8位にランクインした。
記者発表会には、作品の朗読を担当した俳優の濱田岳さんが登場した。濱田さんは「読書では味わえない新たな没入感を体験してほしい」 と語った。
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