
富士急行は21日、富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)に「リラックマ」や「すみっコぐらし」などサンエックス(東京・千代田)のキャラクターが登場する新エリアを設けることを発表した。来場者の年齢層を広げ、インバウンド(訪日外国人)客にも訴求する。
富士急ハイランドに2026年、新エリアを開く。サンエックスのキャラクターをモチーフにしたアトラクションを設け、物販やカフェの営業も予定する。
同施設は主に中学生以上に人気のジェットコースターや、「きかんしゃトーマス」など幼児向けキャラクターのエリアを展開してきた。小学生から大人まで幅広いファンを持つサンエックスのキャラクターを取り入れ、来場者の年齢層を広げる狙いだ。

両社は同日、東京都内で記者会見を開いた。富士急行の堀内基光常務取締役は、キャラクターIP(知的財産)の活用で「カルチャーの発信地として、世界から注目されるパークを目指す」と語った。
サンエックスのキャラクターは1000種類を超え、グッズの販売や映像作品の興行収入を合わせた市場規模は年間約1000億円にのぼる。サンエックスの鈴木正人常務取締役は同社のキャラクターについて「アジアで特に人気がある。リラックマは北米にもファンが多い」と説明した。富士急ハイランドの新エリアでは、インバウンド客の来場も想定する。
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