
キングジムは21日、東京都千代田区にある同社本社の2階を刷新し、社員や来客者が交流できる「共創スペース」を作ったと発表した。日常業務や新製品発表会、社内研修などに活用する。リモートワークが広がり社員同士の交流機会が減る中、部署を越えた会話を促して商品や事業の新たなアイデア創出につなげる。
最大50人を収容できるワンフロアで、「KING JIM CREATIVE COMMONS "Meets"(ミーツ)」と名付けた。ボックス型の会議スペースのほか、飲食可能なカフェスペースを設けた。机や椅子は移動可能で、オープンスペースとしても使える。
キングジムは文具に頼る事業構造から転換し、生活雑貨を成長の柱に育てている。ミーツにはグループ会社の家具や造花を活用した。フロアの中心には、キングジムグループが販売する文具やキッチン雑貨を常設展示し、一覧できるようにした。

木村美代子社長は「働くことと休憩することの間に『話す』がある。部門の垣根を越えたコミュニケーションや新しい発想が生まれる場所にしたい」と話した。

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