訪日客で賑わう国慶節期間中の関西国際空港第1ターミナル国際線到着口(3日)

関西エアポートは21日、2025年冬期(10月26日〜26年3月28日)の関西国際空港の国際線運航スケジュールを発表した。国際旅客定期便はピーク時(12月)で週1553.5便と、24年冬期を13%上回り過去最多を更新する。韓国方面が24%増の週453.5便で最多となる。中国方面は週525便と8%伸びるが、新型コロナウイルス禍前の19年冬期と比べると13%減となる。

韓国方面は旺盛なインバウンド(訪日外国人)の観光需要のほか、国内客のアウトバウンドも回復している。東南アジア方面も、マレーシアやシンガポールの路線が増えて16%増の212便と最多となる。

関西エアポートの新宮早人執行役員は同日の記者会見で「中国方面は団体旅行が回復しきっていない。増加は続くが、これまでのような著しい伸びは続かないのでは」との見方を示した。

一方で、便数の少なさが課題の欧州・北米路線は計33便と9便増えた。新宮氏は大阪・関西万博を契機に欧米での関空の知名度が高まったことを背景に「関空から日本に入ってもらい、西日本の観光需要を作っていきたい」と述べた。

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