学習管理アプリを提供するスタディプラス(東京・千代田)は21日、地域別の高校生の進路希望に関する調査結果を発表した。域外への進学を希望する高校生の割合が最も高かったのは、中国地方で62%だった。北海道や東北、九州・沖縄などでは域外進学を希望する割合が多くなった一方、関東や近畿の都市部では少なかった。

調査は学習管理アプリ「スタディプラス」利用者の高校1〜3年生1703人を対象に、インターネットを通じて調査した。調査期間は8月8〜13日。

中国地方で域外進学を希望する高校生63人に理由を聞いたところ、「地元に大学が少ない・選択肢不足」が31人、「新しい環境を求めたい」が10人となった。

家庭の経済状況が進路選択に「非常に影響している」「ある程度影響している」と答えた人は64%となった。地域別に見ると、北海道や東北、九州の割合が高く、関東や近畿、中国は低かった。スタディプラスは「都市圏から離れた地域ほど、進学に対する経済的なハードルを感じやすい」としている。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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