
シンガポールの投資ファンド、ペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)は21日、新潟県の妙高高原エリアで開発するリゾート施設のうち、2028年冬に開業するホテル1棟は英IHGホテルズ&リゾーツが運営する高級リゾートホテル「シックスセンシズ」になると発表した。シックスセンシズは国内では京都市に続き2カ所目で、両社の協業は初。
7階建てで客室数は57室。多くの部屋でプライベートな温泉を楽しめる仕様にする。上層階にはシックスセンシズのブランドを冠した住宅「ブランデッドレジデンス」21戸も設ける。このほかレストラン2店舗とバーを用意するほか、ブティックで各顧客に合わせたフィッティングサービスを提供する。建物の建築・設計は隈研吾氏と久米設計(東京・江東)が手掛け、棚田を照らす陽光と風の流れを表現したデザインを計画する。
PCGのケン・チャン最高経営責任者(CEO)は「IHGホテルズ&リゾーツと共有する価値観とビジョンは、ラグジュアリー、サステナビリティ、本物の体験が調和するデスティネーションを築く鍵になると確信している」とコメントを発表した。
施設周辺の山里には旗艦店や飲食施設、地域文化とつながるウェルネス体験やアートプログラムを集める予定。28年冬には妙高高原エリアに想定顧客層が異なる別のホテル1棟を開業する計画も立てていて、「近いうちにホテルブランドなどを発表できる見通し」(PCG担当者)としている。
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