
キリンビールはクラフトビール「SPRING VALLEY BREWERY まろみのエール」を12月2日に冬限定で発売すると発表した。小麦麦芽のやわらかな口当たりと甘み、スパイスの香りが特徴だ。ひとり時間を充実させたい30〜40代を主要なターゲットにする。
ホップの華やかな香りに、シナモンとコリアンダーをアクセントとして加えた。「濃い・重い」というクラフトビールのイメージとは異なり、初心者も楽しめるまろやかな味わいに仕上げた。コンビニエンスストアでの店頭想定価格は350ミリリットル缶で270円。
「コーシェリ」と呼ばれるノルウェーの冬の生活スタイルをコンセプトに開発した。アロマや編み物など、寒い日の夜を自分流に楽しむスタイルという。同社は「寒い中でもおだやかな気持ちになれるクラフトビールを提案する」としている。

コーシェリを体験できるイベントを、代官山蔦屋書店(東京・渋谷)で12月13日に開く。イベント名は「蔦夜書店―代官山 蔦屋書店×SPRING VALLEY BREWERY―」。閉店後の店内にランタンを灯し、「まろみのエール」や食事、本などを提供する。
全国発売に先立ち、11月13日から会員制の生ビールサービス「キリンホームタップ」で提供を始める。同17日からは飲食店向けのクラフトビール専用サーバー「タップ・マルシェ」と直営店「スプリングバレーブルワリー」の東京と京都の店舗でも楽しめる。
クラフトビールは酒類の嗜好の多様化を背景に、市場が広がっている。
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