格付投資情報センター(R&I)は22日、THKの発行体格付けの方向性を「安定的」から「ネガティブ」に変更したと発表した。業績不振が長引き、収益力が不十分な状況が続いていることなどを理由にあげた。抜本的な構造改革に着手していることから、発行体格付けは「シングルAプラス」を維持した。

R&IはTHKの産業機器事業の主力製品「LMガイド」について、「基礎的な収益力は強い」と評価する一方で「需要の冷え込みに加え、先行投資なども重荷となり、産業機器の業績は落ち込んでいる」などと指摘した。

THKの2025年1〜6月期の連結純利益(国際会計基準)は前年同期比48%減の37億円だった。26年12月期までの2年間で、産業機器事業や輸送機器事業の構造改革に取り組んでいる。

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