
NTT東日本は23日、東京都新宿区の本社前で新しい企業ロゴが入った看板の除幕式を開いた。渋谷直樹社長は「慣れ親しんだ名前に別れを告げて生まれ変わる記念の日だ。信頼のブランドを大切にしながら、今まで以上に地域と向き合う会社になる」と意気込みを語った。
同社は2024年4月に成立した改正NTT法で社名を変えられるようになった。7月に正式社名を「東日本電信電話」からNTT東日本に変更したのを機に、ロゴの字体も丸みを帯びた形に変えた。1985年のNTT民営化以来のシンボルマーク「ダイナミックループ」は残した。
1999年のNTT分離・分割に伴い、NTT東日本はNTT西日本やNTTコミュニケーションズ(現NTTドコモビジネス)とともに発足した。旧NTTから固定電話事業を引き継いだが、携帯電話の普及に伴う契約数減少を受けて主力事業をブロードバンド通信にシフトさせた。
現在はあらゆるモノがネットにつながるIoTや人工知能(AI)といったIT(情報技術)を駆使し、地域課題の解決や活性化を成長戦略に掲げる。渋谷社長は新しい企業ロゴについて「事業領域をどんどん広げようという意欲を込めている」と強調した。
10月23日は「電信電話記念日」。1869年のこの日、日本初の電信線架設工事が東京ー横浜間で始まったことに由来する。
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