
豆腐製造最大手の相模屋食料(前橋市)は23日、電子レンジで調理できる豆腐料理の「ひとり鍋」シリーズの累計出荷数が7月時点で2億5000万食になったと発表した。調理の手軽さやアレンジの幅の広さが評価され、2024年度は約3200万食が売れたという。
同シリーズはおぼろ豆腐、豆乳だし、調味タレ、電子レンジ対応の容器がセットになっており、13年に売り出した。当初は一人暮らしの男性の購入を想定していたが、20〜40代女性を中心に幅広い層の支持を得ているという。秋冬限定の商品だったが、現在は人気の種類を通年販売している。
21年からパッケージにたんぱく質含有量を記し、健康志向にも応えた。同社は公式サイトでアレンジメニューも紹介する。自宅にある野菜などを加えればバランスのとれた一品となることが好調な売れ行きを支えているとみる。
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