ヨドバシカメラ(東京・新宿)は23日、年代物のカメラや写真、関連書籍などを展示する「ヨドバシフジサワカメラミュージアム」を25日に開業すると発表した。ヨドバシカメラ創業者の藤沢昭和会長が半世紀をかけて収集してきたコレクションの一部を本社内に展示する。完全予約制で18歳以上の入場料は3000円、18歳未満は1000円。
展示の目玉は「月に行ったカメラ」。米宇宙船アポロ15号に乗ったカメラ全14台のうち、地球に帰還した希少なカメラを藤沢氏が所有しており、本物を展示する。
ほかにも約1000台のカメラを展示する。「生産台数が限られる独ライカの貴重なモデルを多数用意した」(担当者)ほか、キヤノンやニコン、ソニーなど国内勢の製品もそろえた。幕末の日本に写真を伝えた英国人写真家、フェリーチェ・ベアトが撮影した写真のレプリカ100点弱も用意した。
ミュージアムの出口の先にはカメラ売り場を設ける。ミュージアムによってカメラ・写真のファンを呼び込み、物販につなげる。
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