「おーい、応為」の撮影裏話を披露する永瀬正敏氏(25日、盛岡市)

民間有志が企画した初の「もりおか座映画祭」が25〜26日に盛岡市で開かれ、新旧11作品が参加した。ロードショー上映中の「おーい、応為」に出演した俳優の永瀬正敏氏が登場し「撮影現場では魚の干物など本物を使ったので臭いがすごかった」と裏話を披露した。

上映中に自作を解説する大友啓史監督(手前から2人目、25日、盛岡市)

映画監督、大友啓史氏は作品上映中に観客席から解説するという珍しい方式で参加。盛岡を舞台にした「影裏」は東日本大震災と津波が重要な背景にあり、「(劇中で)水の存在感を徐々に強調していった」と明かした。

上映後、座談会で語る奥寺佐渡子氏(中央、25日、盛岡市)

脚本家の奥寺佐渡子氏は会社勤めをしながらデビュー作「お引越し」(相米慎二監督)のシナリオを書いた。上映後の座談会で「相米さんよりハードな監督はいなかった」と当時を振り返った。

映画祭では大友監督の「宝島」、奥寺氏脚本の「国宝」も上映した。

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