京王電鉄の新型車両「2000系」5号車にもうけられたの大型フリースペース「ひだまりスペース」。ベビーカーや車いすでも乗りやすくなっている=東京都稲城市で2025年10月27日午後1時56分、渡部直樹撮影
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 京王電鉄は27日、新型の通勤車両「2000系」を報道陣に公開した。2026年1月31日から営業運転を始める。

 既存車両の「7000系」に置き換えるために導入する。丸みをおびたデザインで「多くの人が優しさを感じ、安心できる」車両を表現したという。

報道陣に公開された京王電鉄の新型車両「2000系」=東京都稲城市で2025年10月27日午後1時26分、渡部直樹撮影
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 エレベーターに近い駅が多い5号車には、大型のフリースペースを設置。座席をなくし、車いすやベビーカー、大きいスーツケースを持った人でも乗車しやすくしたほか、目線の低い子どもなどでも車窓が楽しめる大型の窓を配置した。各車両には通常の車いすスペースも設けている。

 27年3月までに計4編成40両を導入する予定。同社車両電気部の佐々木昌・車両企画担当課長は「しっかりとした車両ができてうれしく思っています。お客様のリアクションを見るのが楽しみです」と話した。【渡部直樹】

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