ベンチャーキャピタル(VC)のスパークル(仙台市)と福島県の東邦銀行は28日、音声解析技術の開発を手掛けるスタートアップのリスク計測テクノロジーズ(横浜市)に投資したと発表した。スパークルと東邦銀行が共同で組成した「TOHOネクストステージファンド」から出資した。投資額は非公表。

リスク計測テクノロジーズは福島県田村市に開発拠点を置いている。人工知能(AI)を活用して短時間の声から活動意欲や集中力などを分析し、心理的ストレスや眠気などを可視化する技術を持つ。医療福祉分野や運送業界において従業員による事故防止や生産性向上が期待されている。

スパークルと東邦銀は地域経済の活性化に寄与すると判断し投資を決めた。リスク計測テクノロジーズの岡崎貫治代表は調達資金の使い道について「製品化に向けたアプリ開発費や、異なるソフト同士をつなぐ仕組みであるアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)の準備に充てる」と話した。

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