
割安な鰻重(うなじゅう)チェーン「鰻(うなぎ)の成瀬」を展開するフランチャイズビジネスインキュベーション(FBI、滋賀県高島市)は居酒屋業に進出した。25日に同県野洲市で新ブランドの1号店「鰻と酒 成瀬」野洲店を開き、11月1日には東京都で2店をグランドオープンする。両ブランドの相乗効果で集客力を高める狙いだ。
「鰻と酒 成瀬」の3店舗はいずれも直営店。「鰻おつまみピッツァ」「自家製 鰻ポテトサラダ」をはじめとする鰻関連のメニューが多いのが特徴だ。ランチタイムも営業し、「ひつまぶし」「白焼定食」なども用意する。居酒屋と鰻重の両ブランドのどちらかで成瀬の味を知った客が、もう一方のブランドを訪れる効果にも期待する。

都内では堀切菖蒲園店(東京・葛飾)、田無店(西東京市)がともに11月1日、本格営業を始める。それぞれ10月上旬に「プレオープン」という形で試験営業に乗り出していた。
居酒屋チェーンを始めた理由をFBIの広報担当は「鰻重チェーンの客から『おつまみで鰻が食べたい』『鰻重以外のメニューがもっとほしい』との声があがり、オペレーションを複雑にしないよう別ブランドの業態で、こうした要望を実現することにした」と説明する。ニーズがあれば、「鰻と酒 成瀬」もFCでの店舗拡大を検討する。
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