東武ホテルレバント東京(東京・墨田)など10施設がとらほすを導入する

東武鉄道などは、オンラインの多言語診療サービス「とらほす」を東京都や埼玉県、千葉県、栃木県にあるグループの10ホテルに試験導入した。インバウンド(訪日外国人)が増加するなか、体調を崩した宿泊客に迅速に対応する。ホテルスタッフや地域医療への負担軽減も図る。

とらほすを手がけるスタートアップのメディ・エンジン(東京・港)と協業する。27日から2026年3月末にかけて検証する。対象は浅草東武ホテル(同・台東)、日光金谷ホテル(栃木県日光市)など10施設で、導入効果が確認でき次第、本格導入を目指す。

受診したい訪日客がホテル内に設置されたQRコードを読み取り予約・決済をすると、スマートフォンやタブレットを通じて24時間受診できる。原則、自費診療になる。薬の処方が必要な場合は、ホテルに即日配送するか近隣薬局で受け取れるようにする。対面診察を必要とする場合は、とらほすが医療機関を案内する。

東武などによると多言語に対応できる医療機関は限られており、ホテルで外国人宿泊客から体調不良の申し出があっても、言語の壁から医療機関を紹介することが難しい状況だったという。

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