
独BMWは29日、「ジャパンモビリティショー2025」の報道発表で新型の電気自動車(EV)「iX3」を公開した。新型EV群「ノイエクラッセ(独語で新クラスの意)」の第1弾で日本で初めて披露した。2026年夏以降に国内で発売する予定で、販売価格は未定としている。
車内の操作パネルは横長に大きくなり、物理ボタンを減らしてすっきりとした高級感のある内装になった。前方のフロントガラス下部に搭載されたディスプレー「パノラミック・ビジョン」には走行中の情報などが表示される。航続距離は800キロメートルを超え、10分間の充電で370キロメートルの走行が可能だ。
iXは2021年に日本で発売したBMWの最上級EVだ。新技術を搭載したノイエクラッセの第1弾を投入することで、新規顧客の開拓を狙う。BMW開発担当取締役のヨアヒム・ポスト氏は「ノイエクラッセはEV戦略の一つだが、EVに限らずディーゼルやハイブリッド車にも新技術を搭載していく」と話した。
BMWは他にも燃料電池車(FCV)のコンセプト車「iX5 Hydrogen」などを展示した。BMWはトヨタ自動車と燃料電池システムを共同開発している。BMWグループの小型車ブランド「MINI」は英国の「ポール・スミス」とコラボした限定の1台を公開した。
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