
伊藤園は、大分県産のカボス果汁を使った炭酸飲料を11月3日から全国で販売すると発表した。全国農業協同組合連合会(JA全農)と共同開発した飲料で、410ミリリットルのペットボトル入りで希望小売価格は216円。
商品名は「ニッポンエール 大分県産完熟かぼすSODA」。カボス果汁1%の炭酸飲料で、完熟したカボスの甘みと酸味を爽快に楽しめる。カボスは完熟すると甘さが際立ち、まろやかな味わいとなるが、傷みやすいことから広く流通できないという課題がある。
そこで伊藤園は、完熟したカボスの魅力を全国に届け、カボス農家を応援したい思いで同商品を2023年11月に期間限定で発売したという。消費者に好評だったことから、24年に続いて25年も販売することにした。
JA全農の国内農業支援の取り組みである「ニッポンエールプロジェクト」の一環で共同開発した。同プロジェクトは全農とメーカー、販売先が協力して国産農畜産物のプロモーションやキャンペーンを展開し、製品を通じて産地を応援する活動だ。
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