荘内銀行と北都銀行を傘下に持つフィデアホールディングス(HD)は29日、2025年4〜9月期の連結純利益が前年同期比2.6倍の19億円になる見通しだと発表した。従来予想(同30%減の5億円)から一転して最終増益となる。取引先の倒産などに備えて計上する与信関係費用が計画を下回り、株式等関係損益や資金利益が順調に推移した。
連結経常利益は従来予想の8億円から19億5000万円に2.4倍上方修正した。26年3月期通期の業績予想は11月14日の第2四半期決算発表時に公表するとして据え置いた。秋田県の洋上風力事業から三菱商事が撤退を決めたことに関して、フィデアHDの担当者は「現時点で業績に影響はない」と説明した。
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