自動車用変速機を手掛けるエクセディは29日、2026年3月期の純利益が前期比2%減の125億円になる見通しだと発表した。従来予想は120億円だった。電動化への転換により落ち込んでいた中国向けの自動変速機の販売が想定を上回る。東南アジア向けの二輪車部品の販売も好調だった。

売上高は5%減の2950億円と従来予想から100億円上方修正した。国内自動車メーカーに向けた値上げの浸透が奏功した。営業利益も前期比4%減の210億円と20億円引き上げた。不採算の米国子会社を閉鎖したことで損失を抑える。前期を50円上回る年間300円の配当予想は据え置く。

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