
日本自動車工業会(自工会)の片山正則会長(いすゞ自動車会長)は29日、国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」の会場を視察した。報道陣の取材に応じた片山氏はモビリティショーで「車の楽しさを感じてほしい」と述べた。
ジャパンモビリティショーは30日が開幕日となり、31日から11月9日まで一般公開が行われる。片山氏は米国の関税率引き上げなどを念頭に「海外市場の変動幅が大きくなっている」としたうえで、縮小傾向の日本市場について「ポテンシャルはもっと高い」と期待を寄せた。

片山氏や自工会の副会長を務めるホンダの三部敏宏社長らは、国内の自動車メーカーが中心となった旧車や名車の合同展示を視察した。1972年にホンダが発表した低公害の「CVCCエンジン」を搭載した「シビック」の前で三部社長が展示について説明し、談笑する姿もあった。
三部氏は「昔の名車は今でも通用する。技術やデザインなどもう一度原点に立ち返って未来をつくっていきたい」と話した。
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