カプコンが29日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比80%増の275億円だった。4〜9月期として過去最高を更新した。26年2月に発売を予定する新作ソフト「バイオハザード レクイエム」の宣伝効果で、改めて注目を集めた同シリーズの関連作品が約800万本売れた。
同日オンラインで開いた記者会見で嶋内義和執行役員は「バイオハザードはストーリー性が高く、新作効果で過去の作品が売れる傾向が顕著に表れる」と話した。
売上高は44%増の811億円で、営業利益は90%増の393億円だった。4〜9月期中に発売された新作と、それ以前に発売された旧作を合わせたソフト販売本数は2385万本だった。前年同期の2002万本から19%増え、4〜9月期として過去最高だった。
旧作の販売本数は2285万本で、21%増えた。4月にネットフリックスでアニメ配信が始まった人気ゲーム「デビルメイクライ」が好調だったほか、2月に発売した「モンスターハンターワイルズ」のシリーズ関連作品が伸びた。
26年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比12%増の1900億円、純利益は5%増の510億円といずれも過去最高を見込む。ソフト販売は過去最高の5400万本を目指す。
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