
ミズノは29日、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の板バネを使ったフットギアのコンセプトモデルを30日から東京都内で開かれる「ジャパンモビリティショー2025」に出展すると発表した。靴を移動手段と捉え、競技用義足で培ったバネの技術を生かし、自身の体で楽な走行を実現させたいとしている。
開発した「MOBILARIA β(モビラリアベータ)」は、アッパー部とブレード部で構成し、アッパー部には陸上スパイクから着想を得た構造、ブレード部には競技用義足の板バネ研究開発で培ったカーボン技術を採用した。ギアと脚が一体となり、下肢の運動メカニズムを変化させ、より効率的な走行を促すという。
将来は一般向けに販売を目指す。ミズノの広報担当者は「自動車や自転車のように、移動手段の一つとして利用してもらえる未来を実現したい」と話している。
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