
自動車部品大手の仏ヴァレオは、スマートフォンで車外の映像と連動したカーレースを楽しめる技術を日本で初めて公開した。車載カメラや先進運転支援システム(ADAS)などを利用して、現実の道路や障害物をゲームにリアルタイムに反映して遊べる。同乗者が移動時間を楽しめるようにする。
「ジャパンモビリティショー2025」で「ヴァレオ・レーサー」を展示した。現実世界と仮想現実を融合するXR(クロスリアリティー)技術を用い、実際の走行環境をゲームの舞台にした。カーブなど酔いやすい場所を事前把握できるので、乗り物酔いの防止にもつながるという。
現実世界の障害物にゲーム上の車両が当たった際に転がる演出や、道路上に映るコインを拾ってポイントをためる演出を用意した。アジアの完成車メーカーが2026年上期に搭載する予定だ。
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