ニッパツが開発した自動運転向けシート(30日、都内)

自動車部品大手ニッパツは30日、自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」で自動運転に適した自動車用シートを公開した。走行中にシートを回転させたりリクライニングさせたりすることを想定し、従来のシートより薄くすることによりシートを動かしやすくした。

自動運転が普及すれば、運転中でも運転手が座席を倒すなどくつろぐことが可能となる。従来のシートは人間の脇腹下に相当する部分などを厚めに設計していたが、ニッパツはその部分を薄くした。シートを動かしやすくしつつ、乗り心地も確保する独自の設計を開発した。

ニッパツは女性向けの自動車用シートも公開した。男性と女性で座った際の骨盤の特徴に違いがあることに着目し、女性が違和感を抱きにくい設計にした。いずれもコンセプトシートとして公開し、来場者の反応などを見極める。

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