
双日が30日発表した2025年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比2%増の452億円だった。事前の市場予想の平均(QUICKコンセンサス、461億円)は下回った。海上保安庁向け無人機事業が伸び、米貨車リース事業の一部売却も寄与した。
売上高にあたる収益は、微増の1兆2403億円だった。売上総利益は4%増の1716億円だった。石炭事業は原料炭の市況低迷に加え、豪州の採掘現場で壁面の崩落などで生産が減った。米関税影響でプエルトリコの自動車販売事業が低迷した。一方で、海保向けの無人機導入に関する事業やLNGの販売が伸び全体としては増益を確保した。
26年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比4%増の1150億円を見込む。米関税の影響額は期初見通しの50億円以内に収まるとの想定を維持した。
【関連記事】
- ・双日、オーストラリア産の希少レアアース初輸入 中国依存脱却へ一歩
- ・双日の渋谷CFO「投資に余力、過去最大1000億円規模も」
- ・双日、ウズベキスタンで新空港開発 脱ロシアでインフラ投資1500億円
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。