オプジーボでは大腸がんなどに適用拡大を進める

小野薬品工業が30日発表した2025年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比7%増の400億円だった。24年に買収した米バイオ医薬のデシフェラ・ファーマシューティカルズが手がける腫瘍治療薬の販売が好調だった。主力のがん治療薬「オプジーボ」で海外からのロイヤルティー収入も増えた。

売上高にあたる売上収益は7%増の2571億円、営業利益は7%増の520億円だった。国内では糖尿病薬「フォシーガ」も販売を伸ばした。

30日の決算会見で北田浩一営業本部長はオプジーボについて「(新たに効能追加のあった)非小細胞肺がんや肝細胞がん、大腸がん向けの立ち上げを速やかに進める」と話した。

26年3月期の通期業績は従来予想を据え置いた。売上収益は1%増の4900億円、純利益は34%増の670億円を見込む。

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