大阪ガスは30日、2026年3月期の連結純利益が前期比6%増の1420億円になる見通しだと発表した。6%減の1270億円としていた従来予想から一転、最高益を見込む。米国の火力発電所の売却益や、国内のバイオマス発電所のトラブルに伴う保険金収入を特別利益に計上する。年間配当は従来予想より15円高い120円を計画する。

売上高は1%減の2兆500億円、営業利益は微減の1600億円を見込む。営業益は従来予想より減益幅が縮小する。米国産シェールガスの販売価格が高値で推移していることや、堅調な米国の液化天然ガス(LNG)事業を業績予想に織り込んだ。

大ガスは30日、株主資本配当率(DOE)の目標を3.5%に引き上げたと発表した。従来は3.0%を目安としていた。25年4〜9月期の連結決算は売上高が前年同期比1%増の9591億円、純利益が87%増の948億円だった。

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