直輸入されたトマトソースやパスタなどが並べられたイオンレイクタウンの店内(30日、埼玉県越谷市)

イオンは30日、全国の総合スーパーなど約1700店舗において「イタリアフェア」を始めた。期間は11月3日までの5日間。同国から直輸入したパスタやワインのほか、スーツや財布など過去最多となる約720品目を扱う。人気の高いイタリア料理を中心に商品をそろえ、来店を促す。

イオングループの20社が参加し「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」などで展開する。前回イタリアフェアを開いた24年(約1040店)より取扱店舗数を増やし、商品数も約2倍に増やした。

このうち、イオンレイクタウン(埼玉県越谷市)には特設コーナーを設け、同国トマト加工大手ムッティのトマト缶(213円)やパスタ大手バリラの乾麺パスタ(321円)などをそろえた。

フェアに合わせて直輸入したクッキー(170円)なども並べた。直輸入したトマト缶や乾麺を使ったピザやパスタなどの総菜も販売する。

パスタ麺とバジルソースを購入していた東京都葛飾区の女性(60)は「試食したら本場の味がした。コメが高いのでパスタはお得感がある。息子に食べさせてあげたい」と話した。

同日の開催式典で駐日イタリア大使館のジャンパオロ・ブルーノ貿易促進部長は「イタリアフェアを通じて、多くの人が上質なイタリアワインや高品質な食品を発見し、イタリアのライフスタイルを体感してほしい」とあいさつした。イオンリテールの古沢康之社長は「家にいながら本場イタリアの味を楽しんでほしい」と述べた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。