
SMBC日興証券が30日発表した2025年4〜9月期決算(連結外の海外事業合算ベース)は、純利益が前年同期比36%増の742億円だった。439億円の政策保有株の売却により最終増益を確保した。
営業利益は16%減の473億円だった。内訳をみると、営業部門が71%増の262億円だった。株式投資信託の販売やファンドラップの契約が好調で、株式投信の預かり資産残高やファンドラップの契約資産残高が過去最高となった。後藤歩常務執行役員は記者会見で「堅調な相場に支えられ、フロー収益も伸びた」と話した。
投資銀行部門は49%増の203億円だった。活発な企業活動を背景にM&A(合併・買収)助言が好調だったほか、債券の引き受けも堅調に推移した。
一方、市場部門は64億円の赤字だった。円金利を中心にポジション運営に苦戦したが、7〜9月期は4〜6月期に比べ53億円赤字幅が縮小した。
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