
三菱倉庫はJERAから化石燃料由来の電力ではないことを示す「非化石証書」の購入を始めたと発表した。他社から借りている倉庫向けに太陽光発電にひも付いた環境価値を購入する。自社で電力契約できない賃貸の施設でも再生可能エネルギー由来の電気を使い企業活動全体の脱炭素を進める。
JERA子会社のJERA Cross(ジェラ・クロス、東京・中央)が複数の小型太陽光を束ね、8000キロワット分の環境価値を三菱倉庫に販売する。
三菱倉庫がテナントとして入居している施設ではあらかじめ電力会社が決まっているため、自社で電力契約を交わすことができない。非化石証書を買うことで賃貸の施設でも使う電気を再生エネ由来とみなすことができる。
三菱倉庫は2030年度までに温暖化ガス(GHG)排出量を22年度比で約4割減らす目標を掲げる。今後もジェラ・クロスと連携して温暖化排出量の削減を進める。
【関連記事】
- ・脱炭素経営「GX500」、ソフトバンク1位・豊田通商2位 本社調査
- ・イオン、2000カ所の小型太陽光から再エネ 丸紅系が束ね国内最大規模
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。