
ロイヤルホールディングス(HD)は31日、傘下の天丼チェーン「天丼てんや」でインドネシアに再進出すると発表した。現地企業とフランチャイズチェーン(FC)契約を結び、11月にジャカルタ市内に2店舗を開業する。同社は2019年にインドネシアから撤退していた。経済成長が続く同国に再び進出し現地の外食需要を取り込む。
現地でホテル事業などを手掛ける「PT ROBINA PUTRA PERKASA (PTロビナ・プトラ・プルカサ)」の子会社を通じて「天丼てんや」のFC展開を始める。「クラシック天丼」で8万8000ルピア(約800円)のほか、「牛すき焼き&天ぷら」(約1300円)、牛肉うどん(約800円)などを提供する。

ロイヤルHDは14年に別の現地企業と組み、FCで「天丼てんや」を最大4店舗展開していたが、19年に運営方針の違いなどでFC契約を解消し、インドネシアから撤退していた。同国への再進出でてんやの海外展開はフィリピンとシンガポール、香港に続く4カ国・地域となる。
ロイヤルHDは27年度までの3カ年の中期経営計画で海外に50店舗の直営店と72店舗のFC店の出店を計画している。4月にはベトナムのホーチミンに洋食店「ザ・ロイヤル」を開業したほか、すしチェーンの銚子丸と双日と組み、米国ですし店の展開もめざしている。
 
          鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
 
       
       
      