大塚ホールディングス傘下の大塚製薬は31日、米国のバイオテクノロジー企業4D Molecular Therapeutics(4DMT)とライセンス契約を結んだと発表した。眼科の遺伝子治療薬について、大塚製薬は日本を含むアジア・オセアニア地域で独占的に開発・販売する。
大塚製薬は契約一時金8500万ドル(約131億円)のほか、開発や売り上げ目標に応じた一時金などを支払う。大塚製薬は対象地域において承認申請や商業化活動を主導する。
「新生血管型加齢黄斑変性」の遺伝子治療薬について開発販売権を取得した。網膜の中心部に脆弱な新生血管が形成され、血液や血漿(けっしょう)成分が漏出することで浮腫などを引き起こす。既存の治療法は長期間の継続が難しく、病態の進行を十分に抑制できない課題が指摘されていた。
4DMTが創製した遺伝子治療薬はこれまでの臨床試験で最長130週間効果が持続することが確認された。
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