
三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行は31日、10年固定型の11月の住宅ローン金利を引き上げると発表した。固定型の主な基準となる10年物国債利回り(長期金利)の上昇を反映した。
三菱UFJは2カ月連続で引き上げ、最優遇金利を前月より0.13%高い2.17%とした。三井住友信託は最優遇金利を0.11%高い2.395%とした。両行とも住宅ローン契約者の8割近くが選ぶ変動型の金利は据え置いた。
同日公表した三井住友銀行とみずほ銀行、りそな銀行の3行は、10年固定型・変動型ともに前月と同じ金利水準に据え置く。大手5行は10月に固定型を引き上げ、みずほは変動型も引き上げていた。
日銀は30日に開いた金融政策決定会合で政策金利の引き上げを見送った。変動型の住宅ローン金利は政策金利に影響されるため、足元では固定型と変動型の金利差が広がっている。一方で今後の日銀の利上げを見据え、変動型から固定型に借り換える動きもある。
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