システム開発のTISは31日、完全子会社のインテック(富山市)の吸収合併契約を結んだと発表した。2026年7月1日に合併し、社名も「TISI」に改める。生成AI(人工知能)投資などで収益率の強化につなげ、33年に単体の売上高6000億円、営業利益率15%を目指す。
合併により、TISI単体の売上高で4000億円弱を見込んでいる。顧客基盤が大企業中心のTISと全国に幅広いインテックを一体にして、競争力を高める。TISの岡本安史社長は「真の意味の一体経営にできる」と話す。
インテックは08年にTISと経営統合したが、その後2社それぞれの体制が続いていた。本社組織は26年7月に統合し、人事制度や事業組織も擦り合わせて27年4月の完全統合を目指す。
生成AIの活用を変革の中核に据える。プログラミング補助などのシステム開発領域だけでなく、管理やマネジメント領域にも用いる。開発にかかる人員や時間を減らし、30年までに開発生産性を50%引き上げる。
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