記者会見する後藤社長(31日、名古屋市)

マキタは31日、2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比14%減の685億円になりそうだと発表した。従来予想から145億円上方修正した。円安・ユーロ高など為替の動きが増益方向に寄与する。トランプ米政権の関税政策で混乱が予想された北米市場でも電動工具の販売が想定を上回る。

売上高にあたる売上収益は3%減の7300億円を見込む。記者会見した後藤宗利社長は「関税や半導体不足の懸念など、下期も不透明な状況は変わらない」と話した。

25年4〜9月期の純利益は前年同期比2%増の388億円だった。国内の園芸用機器販売などが好調だった。売上収益は2%減の3784億円だった。

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