住友ファーマは31日、2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比3.9倍の920億円になりそうだと発表した。従来予想を520億円上方修正し過去最高となる。北米で主力の前立腺がん治療薬や過活動ぼうこう治療薬などの販売が伸びる。税金費用の減少も寄与する。
営業利益も3.4倍の980億円(従来予想は540億円)を見込み、過去最高を更新する。売上高にあたる売上収益は8%増の4290億円で、740億円上振れする。
同日発表した25年4〜9月期の連結決算は最終損益が988億円の黒字(前年同期は322億円の赤字)だった。4〜9月期としては4期ぶりの最終黒字となる。売上収益は26%増の2271億円、営業損益は961億円の黒字だった(前年同期は81億円の赤字)。北米製品の販売が好調だったほか、アジア事業の譲渡益490億円を計上したことで損益が大幅に改善した。
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