グリーホールディングスは21日、役員報酬制度を改定すると発表した。3年後の営業利益や株主総利回りに応じて増減させる株式報酬制度を導入する。従来は職責に合わせた固定給と単年度の業績連動賞与だけだった。役員報酬の透明性と客観性に加え、株主価値向上へのインセンティブを高める。

9月29日開催予定の定時株主総会に諮る。職責の大きさのほか、市場の要求を踏まえてあらかじめ設定した標準的な業績目標を基準に株式数を決め、3年後の実績に応じて増減させる。設定値の下限以下ならもらえる株式数は0になり、上限以上なら2倍になる。毎年積み重ね、実際に株式がもらえるのは退任時になる。

業績目標は社外取締役4人と社内取締役1人で構成する報酬委員会で審議し、取締役会で決議するとした。透明性を高めるため、代表取締役に一任するとしていた固定給の額も、同様に取締役会の決議が必要と改める。

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