紙製品販売のカミ商事(愛媛県四国中央市)は31日、同日付で民事再生手続き中の丸住製紙(同市)から、衛生用紙の生産設備や一部土地など関連資産を譲り受けたと発表した。取得金額は非公開。
譲り受けたのはペーパータオルを生産する設備など。衛生用紙は需要が堅調に推移しており、生産体制の強化につなげる。
丸住製紙は紙需要の低下や原材料価格の高騰で経営環境が悪化した。2月28日付で東京地裁に民事再生の適用を申請した。再生計画案の提出は当初6月中旬が期限だったが、2026年1月末まで延長している。
丸住製紙を巡ってはカミ商事がこれまで一部従業員を受け入れ、テッシュペーパーや紙おむつなど衛生用紙部門に振り分けてきた。
 
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