現金を引き出すATMが日本で使われるようになって半世紀。銀行だけでなく街の至る所に置かれるようになりました。今の主戦場は全国に5万店あるコンビニです。個人と金融の接点がなぜコンビニのATMなのか。3回の連載企画で迫りました。

㊤コンビニATM、セブン・ファミマが脱系列 「手数料4兆円」を奪え


セブン銀行が自社のATMをファミリーマートに導入する。セブン銀のATMは計4万4000台とゆうちょ銀行を上回り、半世紀の歴史でコンビニ系が初めて国内首位になる。キャッシュレス時代に現金を引き出すだけの装置では生き残れない。続きを読む…

㊥ファミマも「銀行」に 個人向け金融、コンビニ5万店が台風の目


「なぜATMを使ったのですか」。セブン銀行の舟竹泰昭会長は社員とセブンイレブンを訪ね、ATMの利用者に用途や使い勝手を聞いて回る。コンビニは全国に5万店以上あり銀行の本支店より多い。続きを読む…

㊦鈴木敏文氏が作ったセブン銀行、今やPBR1倍 金利ある世界に出遅れ


ファミリーマートへのATM設置でコンビニ金融の主導権を握ろうとしているセブン銀行。根底にあるのは「インフレに対応するビジネスモデルの構築が遅れた」(舟竹泰昭会長)という後悔だ。続きを読む…

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