アマダが正式受注を始めた「アルシス-1008e」

アマダは4日、同社で初となるブルーレーザー加工機「ALCIS(アルシス)-1008e」の正式受注を始めたと発表した。出力4キロワットの高出力レーザーを3次元で制御して照射して自動的に加工する。価格や販売目標は非公表。電気自動車(EV)モーター用の銅線や回路部品の溶接需要を取り込む。

アマダは板金を切断したり溶接したりするレーザー加工機の大手。これまでは鉄やステンレスなどの素材加工に適した赤外光のファイバーレーザー製品を多く手掛けてきた。ブルーレーザーを発売するのは今回が初めてという。

EVではモーター内の巻き線やバスパーと呼ぶ回路部品に銅を使うことが多い。銅は波長の短い青い光を吸収しやすい性質があることからブルーレーザーに注目が集まっている。アマダは自動化で顧客の生産効率改善に貢献できる点を訴える。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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