キリンビールとキリンビバレッジは4日、規格外で廃棄されるリンゴを活用した「キリン氷結mottainaiふじりんご」と「キリン午後の紅茶mottainaiふじりんごティー」を発売すると発表した。産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンとの取り組みで、「氷結」は18日から、「午後の紅茶」は12月2日から全国で発売される。
キリンビールは「氷結」に原料を提供する果実農家が、規格外となった果物を大量に廃棄せざるを得ない課題を抱えていたことから、その解決に寄与したいと2024年5月に「氷結mottainaiプロジェクト」を開始。これまでに4種類の商品を送り出してきた。
25年4月からは企業横断のプロジェクト「モッタイナイ!を、おいしい!に。」を立ち上げ、今回は「食べチョク」のネットワークで見つけ出した長野・青森産の「ふじりんご」を使用することになった。キリンビバレッジの「午後の紅茶」にも使用することで、計13・5トンのふじりんごのフードロス削減を目指す方針だ。
プロジェクトでは1本当たり1円を生産者側に寄付するほか、売り上げの一部を毎日新聞MOTTAINAIキャンペーン事務局を通じて、ケニアの植林活動「グリーンベルト運動」に贈る取り組みも行っている。【高木諭】
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