中国政府は5日、米国産農産物に課している最大15%の追加関税を10日から停止すると発表した。米国側が中国産品への追加関税を10%引き下げることを受けた措置。トランプ米大統領は中国側に大豆の輸入再開を求めていた。
中国は3月10日から、米国産の小麦やトウモロコシなどに15%、大豆や牛肉などに10%の追加関税を課していた。米国がフェンタニル(合成麻薬)対策の不備を理由に中国に追加関税を課したことに対する報復措置としていた。
先月30日の米中首脳会談で、両首脳がお互いの関税の緩和で合意。米国側はフェンタニル関税20%を10%に引き下げると公表していた。【上海・松倉佑輔】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。