自動車用クラッチ大手のエフ・シー・シーは5日、2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比19%減の128億円になりそうだと発表した。従来予想の120億円から減益幅が縮小する。北米とインドでクラッチの販売が想定を上回る。為替の円安や繰り延べ税金資産の計上も寄与する。
売上高にあたる売上収益は5%減の2440億円、営業利益は8%減の160億円とそれぞれ70億円、10億円引き上げた。業績予想の上方修正を踏まえ、年間配当を従来予想より10円増やし134円(前期は記念配126円含めて202円)とする。
同日発表した25年4〜9月期決算は、売上収益が前年同期比1%減の1263億円、純利益が16%増の89億円だった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。