「おしナガ(き)」では12〜15店舗が総菜を並べることができるように冷蔵ケースなどを設置した(6日、長野市)

ながの東急百貨店(長野市)は6日、改装を終えた本館地下1階の総菜売り場などを開いた。10月の生鮮食品売り場に続くデパ地下改装の第2弾だ。総菜店「RF1(アールエフワン)」を新たに誘致したほか、百貨店の「売り場編集力」を持ち味に県内飲食店など20店強の総菜が日替わりや週替わりで並ぶコーナーも新設した。

第2弾の改装では、需要の高まる総菜の扱いを拡充した。周辺でマンション開発も進む中、個食化などに対応し来店頻度を高める狙いだ。エスカレーターを降りてすぐの場所に新設した、地元総菜を集めた売り場「おしナガ(き)」には「推し」などの意味を込めた。常に12〜15店が総菜を並べることができるよう冷蔵ケースなどを設置し、日替わりや週替わりで計22店が出店する計画だ。

長野駅前の人気店「カレーショップ山小屋」や地場のハンバーグ店「ドンキホーテ」などの弁当が並ぶ。普段は店頭でのテイクアウトのみ対応している飲食店などにも総菜を販売してもらっており、地域の店舗の魅力発信に力を入れる。

フロア内に分散していたイベントスペースも集約した。ガラス越しに買い物客から調理の様子が見える催事用の厨房も2カ所設置した。厨房設備の拡充により、上層階の催事場にしか誘致できていなかった店舗を地下1階でも展開できるようになるという。

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