クロメや割り干し大根を使ったキムチを販売する

川崎のキムチ専門店、グリーンフーズあつみが新商品「クロメキムチ」を8日から販売する。材料となる海藻のクロメは鳥取県、島根県などの産地で他の海藻に比べた需要の少なさが課題だった。川崎信用金庫が仲介役となり、鳥取大学とロート製薬の特許技術を使い商品化した。

8日にJR川崎駅東口地下街「川崎アゼリア」のSDGs(持続可能な開発目標)イベントで売り出す。150グラム1250円で同社の店舗やネットでも販売する。

クロメは需要が少なく活用法が課題だった

クロメを煮る際、油の吸収を体内で阻害する成分を抽出する特許技術を用いた。グリーンフーズあつみの渥美和幸社長は「発酵食品のキムチは腸内環境に良く、クロメには様々な効能がある」と説明する。

川崎信金の堤和也理事長は「日本の英知である特許が使われていないのはもったいない。今回のような成功事例を見て多くの中小企業が続いてほしい」と述べた。

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