
キヤノンは6日、ミラーレスカメラの新製品「EOS R6 MarkIII」を21日に発売すると発表した。高画素の画像センサーを備え、人物や風景を高精細に撮れる。自動フォーカス機能も改善し、写真にこだわりのある趣味層などに普及をねらう。
キヤノンの公式通販サイトを通じた販売価格はボティー本体で42万9000円。特徴は高画素で、フルサイズの3250万画素のセンサーを備える。2022年12月発売の前機種「EOS R6 MarkII」では2420万画素だった。撮った写真の一部をトリミングしても高い解像度を維持できるため、スポーツや動物など、離れた被写体の撮影にも適している。
あらかじめカメラに人物を登録しておくことで、複数の人物がいても狙った人物だけにピントを合わせ続ける「登録人物優先機能」も備える。すでに中高級機種を保有する趣味層の買い替え需要や、エントリー機種を持つ初心者層のステップアップの需要を取り込んでいく。
足元ではSNSへの投稿などの需要で、若年層を中心にデジカメ消費が活発化している。業界団体のカメラ映像機器工業会(CIPA)によれば、2025年1〜9月期のカメラ出荷金額は6337億円と前年同期から7%増えた。
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